ベジタリアン・菜食主義者の栄養管理法と注意点

ベジタリアンに不足しがちなたんぱく質の摂り方

ベジタリアンの妊婦やスポーツ選手でも十分なたんぱく質を摂取できます。ただし、植物性たんぱく質は動物性たんぱく質より吸収率が低いので、摂取量に注意を払う必要があります。

 

豆・大豆を十分に食べない場合は、必須アミノ酸が不足する可能性がありますので気をつけましょう。

 

次に、ベジタリアンに不足しがちなオメガ3脂肪酸(EPA・DHA)の摂り方につて。ベジタリアンはオメガ3脂肪酸であるEPA(エイコサペンタエン酸)やDHA(ドコモヘキサエン酸)の摂取が少なめになりがち。これらの栄養素は目、脳、心臓の健康などに役立ちます。植物性食品から摂取できるオメガ3脂肪酸であるALA(α-リノレン酸)の一部はEPA・DHAに変換されますが、その変換量は個人差が大きいものの10%程度と言われています。特にビーガンでは血中EPA・DHAが少ないという報告もあります。

 

よって植物性のEPA・DHAサプリメント、EPA・DHAが添加された機能性食品を摂取するのも1つの手段。少なくても十分なALAを摂取する必要があります。

 

ALAはフラックスシード、くるみ、キャノーラオイル、大豆などに含まれます。特に妊婦や授乳婦の場合は、赤ちゃんの発達に必要なEPA・DHAが十分に摂取できているか、細心の注意を払う必要があるでしょう。

 


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